暑かった夏が終わり、もうすぐ秋になりますね。
秋といえば、読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋など、秋を楽しむさまざまな表現があります。
そんな楽しみ方がたくさんある秋をみなさんはどのように過ごす予定でしょうか。
私は、毎年読書の秋を楽しんでいます。
スポーツも好きですが、読書は普段からするほど好きですし、涼しくなってきてより一層読書が捗ると感じています。
読書を楽しむためには読む本も大切ですが、他にもできる工夫はいろいろあります。
ひと工夫するだけで、読書がさらに楽しくなりますよ。
今回はそんな「読書の秋」にスポットをあてていきます。
読書の秋の由来とは!?
まず最初に、「読書の秋」とよく耳にしますが、そのキッカケはどのようなものかをお伝えしていきます。
秋は人が集中力を発揮しやすい季節なのです。
なぜなら、秋は、夏のように暑過ぎて熱中症や脱水症状になる危険もなく、冬のように寒過ぎて体が冷え体調を崩してしまうこともありません。
なにより過ごしやすい季節であるため、読書やスポーツ、芸術などへ集中して取り組むことができます。
そのため、秋は「〇〇の秋」と言われることが多いのです。
特に読書については、秋が人が本を読むのに最適な季節だと言われるほどです。
中国、唐の時代の文人である韓愈が詠んだ「灯火親しむべし」という詩でも、「秋は過ごしやすい季節だから、夜には明かりを灯して読書をするのに最適だ」という意味が込められてうたわれています。
そもそも、秋に読書をしようという「読書の秋」という風潮は、この韓愈の詩を夏目漱石が「三四郎」で取り上げたことがキッカケで日本中に広まったといわれています。
時代を超えて2人の文人の想いがつながり、現代にその考えが浸透しているって、なんだかロマンチックですね。
ぜひ、秋はお気に入りの場所で読書を楽しみましょう!
ちなみに、「スポーツの秋」、「食欲の秋」のキッカケも簡単にご紹介しますね。
「スポーツの秋」も秋が集中しやすい季節ということも呼ばれるようになった理由の一つですが、大きな理由は1964年の東京オリンピックが10月に開催されたためです。
1964年の東京オリンピックの開会式の日が10月10日だったので、10月10日が体育の日となり、国民みんなでスポーツを楽しもうと呼びかけられました。
このことがキッカケで、秋に運動をする風潮ができたそうです。
「食欲の秋」と呼ばれるキッカケは、動植物の本能的な部分が大きな理由となっています。
秋はクマやイノシシといった動物が冬眠に向けて食べ物をたくさん食べて脂肪分を蓄える季節です。
人も冬眠こそしませんが、秋になると脂肪分を蓄えようと本能が働いてしまうそうで、秋に食欲が増すそうです。
さらに、秋は美味しい食べ物がたくさんとれる時期でもあります。
これらの理由から、「食欲の秋」と言われるようになったそうです。
読書を楽しむ工夫〜空間編〜
読書を楽しむためにできる工夫の1つが、読書をする「場所」です。
みなさんは読書をする時、家の中や移動中、外出先などいろんな場所で本を読まれると思いますが、どこで読書をするのが好きでしょうか。
家の中で本を読む方は、ベッドやソファであったり、お風呂に入りながらだったりとリラックスできる空間を好まれる方にオススメの場所です。
会社への通勤時間に読書をする方は、隙間時間を有効活用したい方や、良い習慣を身に着けたい方、定期的に本を読み進めたい方にオススメです。
また、外出して読書をする方は、図書館やカフェなど、自分が集中しやすい場所を選びたい方にオススメの場所です。
みなさんはどのような空間がお好きでしょうか。
私は、移動中にも詠みますが、カフェで読書をするのが好きです。
いくつかオススメのスポットをご紹介いたします。
まずは、中目黒にある「蔦屋書店」です。
中目黒駅近くの高架下にあるブックカフェで、店内にたくさん席があり、スターバックスも併設されています。
シックな感じの店内の雰囲気と読書に集中しやすい空間づくりでとってもステキな場所です。
さらに、電源が用意されているカウンター席があり、テレワークなどのパソコン仕事もしやすい場所です。
次は、表参道にある「brisa libreria」です。
1階が美容室になっている複合サロンの2階のカフェで、日光をたくさん取り込むつくりになっているのが特徴です。
また、カフェの中にはヨガ・アロマ・食事など女性の興味をひく本がずらりとあり、カフェの利用中自由に読むことができます。
その他にもイベントスペースでワークショップやヨガなどをしていることもあり、健康志向の女性にとって、とってもいいスポットです。
最後に、駅から近く利用しやすいことでオススメなのが、東京駅構内にある「ヒント インデックス ブック」です。
席数はそれほど多くありませんが、待ち合わせや時間調整に立ち寄る際にとっても便利です。
電源やWi-Fiはないので、ホント隙間時間を有効活用する時などにオススメです。
ぜひ、みなさんのオススメの読書スポットも教えてくださいね。
いかがだったでしょうか。
読書は過ごす空間によって、普段と全然違った楽しみ方ができます。
本を読む場所を変える他にも、ブックカバーやしおりといった読書アイテムを身に着けることで、読書がさらに楽しくなります。
読書は「しなければならない」と思ってするとプレッシャーに感じるものですので、読書をするコツは「楽しむこと」だと思います。
みなさんがオススメの読書を楽しむ工夫もどんどん探してみてください。